よくある症状
まぶしい
白目がゼリー状に膨らむ
白目が水ぶくれ様(ブヨブヨ、ゼリー状などといった表現がよく使われます)にふくれて眼科を受診されることがあります。程度は様々で、白目のほんの一部にしわがよったように見える場合から、黒目のまわり全体が盛り上がり、マブタがうまく閉じないほどひどい場合もあります。結膜浮腫(または球結膜浮腫)と呼ばれる状態です。
一般に白目と呼んでいるのは、眼球の硬い壁である白い強膜と、そのさらに表面にある結膜という透明な膜を含んでいます。もともと結膜は強膜の表面にピッタリついているわけではなく、少し余裕があります。何らかの原因でこの結膜の下に水がたまってむくんだ状態が結膜浮腫です。圧倒的に多いのは、アレルギー性結膜炎がある方で、目をこするなど機械的な刺激があった場合です。初めてだとビックリして大慌てで眼科に来られる方が多いですが、この状態自体はあまり心配する必要がなく、たいていの場合少しすると自然にひいてきます。実際眼科についたころにはだいぶひいていることが多いものです。しかし、背景に強いアレルギーや炎症があって目薬で治療した方がよい場合もあるので、やはり一度は眼科でみてもらいましょう。また、中にはアレルギーでなく目の中の炎症などに関連して出ているものもありますので、なかなかひかないような場合には必ず眼科を受診して下さい。
視力が低下
視力低下に関しては様々な要因が考えられます。下記に記す原因はほんの一部となりますが、主に低下の要因となりうる内容を記述しておりますので、ご自身の視力に不安な方はご参考までにご覧頂けたらと思います。
視力低下の原因として、近代社会の流れによるパソコンやゲーム、テレビ等の眼を使う事柄が深く関わっていると言われております。
80年代にテレビゲームが普及し、ゲーム文化が急速に発達しました。その頃から視力低下の問題が徐々に広がっていったように思われます。
現在のパソコン文化もそうですが、長時間ディスプレイを見つめていることで、目の筋肉が必要以上に緊張し、近視になりやすいと言われています。また眼精疲労、目の充血、肩こり等を引き起こしやすくなります。
他にも、テレビを見るときの姿勢にも問題があり、寝転びながらテレビを見ていると、テレビと目との距離感に相違が生じ、左右の視力の差が生まれる原因になります。
上記のように普段の私生活や職場での環境が視力低下と深い関係があるので、幼い頃から一定の間隔で目を休める癖をつける必要があるのかもしれません。