視力を測る意味?
「ものもらいで来たのになんで視力を測るの?」
「毎月ドライアイのお薬をもらうため、通院しています。見え方は変わっていないのに、視力を測る意味はあるのですか?」
検査スタッフが良く聞かれる質問です。
眼が見えにくくなる原因はいろいろありますが、
原因に関係なく、「ものを見る力」を全体として測るために考えられたのが「視力」です。
メガネをかけずに測ると、視力は人によりずいぶん違います。
0.01の人もいれば1.5の人もいます。
そのほとんどは、近視や遠視や乱視(屈折異常といいます)のためです。
そして屈折異常だけが原因なら、完全に合ったメガネをかければ、
ほとんどの人で1.0以上の視力が出ます。
もし出なければ、なにか他に原因があると考えます。
そこで、メガネをかけずに測った視力を裸眼視力と呼び、メガネをきちんと合わせて測った視力を矯正視力と呼んで、区別します。
眼科医が重視するのは矯正視力のほうですが、一般の方は裸眼視力を気にされることが多いようです。